私たちのアニマルセラピー

アニマルセラピー

●アニマルセラピーにより期待される効果

動物とのふれあいによる心の癒し効果

動物の目には、私たちの能力や成績、過去の失敗などは関係ありません。優しく近づく子どもたちを受け入れてくれます。そんな動物たちに触れあえる機会を多くつくることで、ストレスや重荷を抱えた子たちの心の癒し効果を期待しています。

動物飼育に関わることで自己有用感を高める効果

動物は日々のお世話が必要です。子どもたちが動物飼育に関わることで命の大切さを学びます。動物たちの餌や排せつ物の処理、散歩等お世話をすることで、命を支える大切な役目や責任を認識し、自分が動物たちにとって役に立っているという自己有用感を高める効果を期待しています。

教育的効果

毎日の動物飼育の中で、将来ひとりでペットを飼う際に参考になるように責任ある飼育を教えます。また新しい動物を飼ったり飼育上の課題が上がったりする際は、会議を開き子どもたちの意見を聞いたり学習したりする場を設けています。このことを通してそれぞれが意見を発信することや飼育に関する正しい知識を得る等の教育的効果を期待しています。


●アニマルセラピーの実施方法

アニマルセラピー タスクチーム

さんあいのアニマルセラピーを支えているのは、4名程度の職員で構成されているアニマルセラピータスクチームです。チームは事務職員を中心に現場の保育士がサポート役となり年間計画やその時の課題等を話し合う場を定期的に持っています。そのほかに定期的に外部のボランティアの方が活動を支えてくれます。また園全体のサポートが必要となる活動は園全体で協議して進めます。

アニマルクラブ

アニマルセラピーはアニマルクラブのメンバーを中心に行っています。現在のメンバーは10名程度の動物好き子どもたちです。メンバーは3つの班に分かれていて班単位の当番制で動物や金魚のお世話をします。メンバーになるには、動物のお世話ができるかどうかを確認するためホーム職員の推薦が必要です。特に動物好きではない子に無理強いすることはありません。また、メンバーではなくても日常生活の中で動物と触れ合う事は自由です。また学校にいけない一時保護所の子どもたちも日中のお世話や触れ合いの時を持っています。

飼育環境の整備

さんあいでは、2018年に台風にも耐えられるような構造で、触れ合いの場が持ている広さの動物舎(ぶどうの木)を建設しました。そして家庭の事情で飼育困難となった犬(ポメラニアン)1匹と近隣の小学校から頂いた4羽のミニウサギを飼育することから始めました。その後アニマルセラピータスクチームとアニマルクラブを編成して活動をしています。現在飼育している動物は、小型犬2匹、ウサギ4羽、そして金魚などの観賞魚多数です。また季節ごとにトカゲ、カブトムシ、バッタ等は命を大切にしてお世話をしっかりとすることを条件にホームの庭等で飼うことができます。


●アニマルクラブの活動

●アニマルセラピー活動の歩み

1976年6月~2008年

旧園舎にて、犬、アヒル、リクガメ等を飼育していた時期もあったが、2008年に新園舎へ移転して以降は、動物飼育は中断。

2017年4月

年間事業計画にアニマルセラピーを入れる。

2017年12月

動物舎工事着工

2018年年2月

動物舎完成(ぶどうの木と命名)

2018年3月

ポニー(ポメラニアン)の飼育開始飼育困難になったご家族より譲渡

2018年4月

ミニウサギ4羽飼育開始(用土小学校より譲渡)

2018年4月~2019年3月

ホーム当番制で飼育

2019年4月

アニマルセラピータスクチーム及びアニマルクラブ開始 クラブ内の班当番制での飼育に移行

2021年4月

トト(トイプードル)飼育開始(目に障害があるため業者より譲渡)

2021年8月

熱帯魚等の観賞魚飼育開始(近隣の支援者より譲渡)

2023年1月

ミニウサギが寿命により一羽だけになり、新しいウサギ(フレミッシュ・ジャイアント1羽、ロップイヤー2羽)の飼育開始(業者より購入)

2023年6月

セキセイインコ1羽飼育開始(近隣の支援者より譲渡)

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