タイの子ども達への支援と交流ツアー

創立40周年を契機として

2016年6月にさんあいは創立40周年を迎えることができました。
その節目を記念し、「40周年記念事業」の一つとして、タイのチョンブリ県にある児童養護施設「豊かな人生の家」及びチャンタブリ県マカハム郡バンドンブレ小学校に通う貧困家庭の児童への支援を行いました。
このことは、さんあいの理念である聖書の教え、「受けるより与える方が幸いである。」ということをさんあいの子どもたちにも体験してほしいという願いも込められています。
さんあいは多くの方々に支えられて40年を迎えました。皆様からのご支援は必要なくなったという状況ではありませんが、組織として社会に対しお返しする年齢に達したと考えています。そして子どもたちや職員に対し「与えること」の実践として、国内外の貧困に苦しむ子どもたち、特にタイの子どもたちの支援は継続してゆけることを願っています。この支援を通して、神様がさんあいと子どもたちを更に成長させてくれると信じています。

2018年には第2回交流ツアーを実施しました。
そして第1回目と同様、支援地のバンドンプレ小学校では全校生徒と併設された保育園の児童の給食に日本のカレーを作り、児童養護施設「豊かな人生の家」では、当地の子どもたちと一緒に巻寿司を作って食べることにしました。
また交流会として小学校では日本の浴衣とハッピを着て披露し、ビンゴゲームで楽しむ。施設では、浴衣とハッピを試着してもらうことにしました。また交流会としてお互いの施設の様子や施設の見学もさせていただきました。

海外での交流を通じて、参加した児童の将来への夢が拡がったり、職員の経験値やモティベーションも上がり、それが「さんあい」の日常に反映されていくことを期待しています。
また、地域に根差した児童養護施設である「さんあい」は、同時に国内や海外の社会的養護の必要な児童のためにできることをして行く施設であり続けたいとの思いがあります。
それは終戦後の混乱の中で約12万人の孤児たちが生死をさまよっていた時に、海外(特に北米)からの支援によって支えられ、日本の児童養護の礎となった歴史的事実を受け止め、少しでも恩返しをしたいと考えるからです。 

上部へスクロール