一時保護所「オリーブ」
一時保護所「オリーブ女子」定員6名

2017年4月1日、民間の一時保護所としてさんあい施設内に開設しました。
聖書のノアの方舟の記事によれば、洪水後に鳩がくわえてきたオリーブの枝は、ノアに安心と希望をもたらしました。様々な理由から保護された子どもたちが、安心して身を寄せられる場所、そして退所後も希望ある未来を歩めるよう支援することを目標に「オリーブ」と命名しました。
保護された子どもたちは家庭的な雰囲気の中で生活ができるよう最大限の配慮がなされています。また、年齢に合わせた学習支援と、状況の許す限り、さんあいの子どもたちの行事に参加できるようにしています。
一時保護所「オリーブ男子」定員6名
2022年4月1日より、増加する県下の一時保護児童の受け入れ先として「オリーブ男子」(定員6名)を開設しました。
2017年に開設された「オリーブ女子」と同じ精神と養護体制での運営になります。
オリーブの木は、2本以上ないと実を結ばないとあります。もう一つのオリーブの開設により兄妹での入所も可能となります。二つのオリーブが連携して受け入れの柔軟性を高めて行けるような実を結びたいと考えています。

児童養護施設と一時保護所は、どちらも子どもを保護する施設ですが、目的や役割、入所期間が異なります。
児童養護施設は長期的な養育を目的とし、一時保護所は一時的な保護を目的としています。
一時保護所は、児童福祉法第12条の4に基づき児童相談所に付設もしくは児童相談所と密接な連携が保てる範囲内に設置され、虐待、置去り、非行などの理由により子どもを一時的に保護するための施設です。
主な役割 : 子どもの安全を確保し、生活指導や行動観察を行います。また、保護期間中に子どもの状況を把握し、今後の支援方針を検討します。
入所対象 : 虐待、育児放棄、家出、非行などの理由で、緊急に保護が必要な子どもが対象です。
入所期間 : 短期間で、原則として2か月以内とされていますが、必要に応じて延長されることもあります。多くの場合、保護者から離れて生活します。
一時保護所での生活は、子どもにとって保護者から離れるという大きな変化を伴うため、
子どもたちの安心・安全が第一に考えられ、次の生活につながる重要な期間となります。
生活上のルールや子どもへの関わり方については、こども家庭庁の「一時保護ガイドライン」などで指針が定められています。
関連情報
厚生労働省